美しさと強度、長く使っていただくために、手縫いにこだわる。

手縫い

REHASのクラフトマン、革職人たちは様々な障害を抱えながら個々の課題と向き合い、いろいろな想いを込めて物つくりをしております。

お客様に喜んでいただくことや満足していただくことはもちろん、REHAS Leaserを持つことで、物を大切に使い続ける心や、地域社会、地球環境への貢献の一端を担えることも誇りに感じながら物つくりを行っております。

革製品は一般的にミシンで縫製されることがほとんどです。ミシンは効率よく作業できる反面、縫い方の性質上一度切れだすと次々にほどけやすく、一度ほどけだすとパーツもバラバラになることもあります。

一度に縫ってしまう作り方も多いので、切れた部分を再縫製するときはすべて糸をほどき、縫い直さないといけなくなる場合があります。
革小物用の糸は細いため切れにくいように糸自体を強くするためポリエステルやナイロンを使うことが多いです。

手縫いは、2本の糸で交互に交差しながら縫うため、切れてもほどけにくくなっています。
手で2本の糸を場所ごとに微調整しながら、革になじませて縫い付けていくため、強さもあり、切れた部分の補修も前後の穴目からの補修が可能です。

手作業で一縫い一縫いを注意を払い、繰り返して綺麗に縫い目を揃えて作っていくには、日々の練習や集中力が必要で、更に場所ごとに左右の手の使い分けをして縫う必要があります。

そうしてできた当社の手縫いの縫い目は、均一化された美しさと強度を兼ね備えたものとなっています。 

素材にこだわる。

表革はジビエの鹿、イタリア製の牛のヌメ革を使用し、裏面は国産のヌメ革を使用しています。
どの革も染まっていない革を使用しているので、無染色の革ならではの経年変化を楽しんでいただけます。

糸は、麻糸にロウをしみこませたものを使用し強度を高めています。また、接着剤や塗布剤も天然由来のものを厳選し使用しています。

自分が年齢を重ねるとともにお使いいただくことで、染まっていないものを自分色に育てていくことで、愛着が生まれ、モノを大切にしていく心を育み、時にはメンテナンスしながら何十年も使い続けていける商品となるよう、素材には可能な限りこだわっています。

鹿革、ジビエレザーについて

クロムやホルムアルデヒドといった人体に対して有害になりうる物質を使用せず、なめし剤としてリン酸系のものを使用しており、工場排水にいたるまで安全性を追求したとても柔らかい革となっています。

牛革の植物タンニン革とは違う肌になじみやすい柔らかさがあり、素の仕上がりの色は純粋なホワイトとなっています。
なめし上がりがホワイトなので淡色から濃色まで幅広い染め表現も可能です。

鹿革は牧畜されている牛などとは違い、日本の野山で育った野生の鹿からの革となっています。
その為、生前に負った擦りキズやその治癒跡があったり、また表皮が薄いという特性から一部に剥がれが見られる事もあります。
しかし、鹿革には牛や豚では表現出来ない肌に吸い付くような独特の柔らかさがあり、その質感も長く持続する事から高級皮革として珍重されてきたという歴史もあります。

実は害獣として駆除された鹿のほとんどが廃棄物として山で遺棄されるか、焼却処分されています。
そのうち、ジビエ料理として食べられているのは10%以下、そのお肉の副産物である皮革の利用は1%にも満たないのが現状です。
 
私たちは大切な資源を余す事なく使う事を考えています。
必要な事として狩られるのであれば、お肉は食べ、その副産物である皮は大切な資源として利用する。
 
人の利己的な経済活動が招いた結果として鹿が増加しています。
私たちは鹿の命からいただいた革を有効活用し、問題解決の一つとしても発信していければと思っています。 
 
 

イタリアンレザーについて

イタリア植物タンニンなめし革協会認定商品でイタリア・トスカーナ地方サンタクローチェにて昔ながらのバケッタ製法で作られた、フルベジタブルタンニンのシュリンクレザーです。

繊維をほぐす加工を行い、やさしいシュリンクに仕上がっていて、しなやかで、しっとりとした手触りと落ち着いた風合いが特徴です。

イタリアンレザーならではの高級感と、美しく経年変化していく様は、手間隙を惜しまず作られた表情と質感をかもし出します。

素の仕上がりの色はやや濃いベージュのヌメ革となっています。染色ついては薄い色は出ませんが、しっかりとした深みのある幅広い染め表現が可能です。


 

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